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とうもろこしご飯
市場で、ぶち新鮮な もぎ立てとうもろこしを手に入れた。
こんな立派なとうもろこし、一本は蒸して食べ
もう一本は とうもろこしご飯にすることにした。

とうもろこしの実を外し、芯も一緒に炊飯器にポン
水の代わりに だし汁に醤油を少し入れたもので炊いた。

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ほんのり醤油味の とうもろこしご飯の出来上がり!

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今晩の夕食

鶏むね肉のシソカツ
(以前友人の家でご馳走になって、美味しかったんでうちも初挑戦!)
とうもろこしご飯
レタスときゅうりのサラダ
ブロッコリーのガーリック炒め
キムチ
麩のみそ汁   ふのみそしる そう、今日 ふのみそしる
もう一度言うよ

きょう ふの みそしる 恐怖の味噌汁→ 小学生んとき流行った

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最近はまっとるもの
どれも皆、スーパー、E.Leclercで見つけたものなんじゃが

フィンランド産 キシリトールガム

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100%キシリトールで、後味すっきりなのがええ。
息子は普通のミントガムは辛いと言って食べんけど、これだけは
美味しいと言って食べる。
歯磨き出来んときなど、食後に噛ませておけば虫歯の心配も少なくなりそう。

53粒入り 13.99PLN

ネットで調べたら日本でも 同じのが買えるようじゃ。

次に、歯に悪いw甘いもの
クリームブリュレ

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カラメル砂糖の小袋が入っとって、これを振りかけて焼くと
表面パリパリ 中クリ~ミ~なブリュレの出来上がり
おいしい~~~

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続いて、レクレルカブランドのこれ!
4本セットで ヨーグルトコーナーで売られとる

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以前、キンダーのチョコバーが森永のチョコパイにちょっと似とって
美味しいとブログに書いたんじゃけど、これは そのキンダーよりも
更にチョコパイに近いと思う。
キンダーのは ちょっと柔らかいんじゃけど、これは ちょうど良い!


*おまけ*

タイトル 「愁い」
撮影 BY 息子

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甘納豆作りに初挑戦
ふと・・・あんこもんが食べとうなった。
あんこもんが食べたくなるとき、いつもあんパンを作る傾向に
あるが、この日はパンって気分じゃなかった。

じゃあ、あんころもち?
じゃが、あんころもちって作るなら4個以上は作らにゃいけん。
うちが食べたいのは1個か2個でええ。

あんパンなら食べない分は冷凍して、食べたい時に解凍すりゃええけど
おもちって冷凍出来るのかしら・・・謎

迷った挙句、小豆だけ、甘納豆を作ることにした。

甘納豆って結構手間のかかる食べ物なんよね。
2日~3日かかる。
それに、以前作ろうとしたものの、煮崩れて大失敗に終わったこともあり。
ま、失敗すりゃ茹で小豆にして食べりゃええわな!

使ったのは、北海道産のつやつや小豆150g、砂糖150g

すぐ食べたいため、圧力鍋を使うことにした。
小豆は水などに漬け置きせず、圧力鍋に小豆と小豆の3倍量の水を
入れて、加圧すること10分。

圧力が抜けたのを確認して、小豆の硬さを確かめる。

ぎょ!ちょっと煮崩れているのもあるかと思えば、逆にまだ芯があるのもある。
うーむ、致し方なし、煮崩れとるのは食べれるけど
硬いのは食べれんけえね、少々煮崩れるのを覚悟で 今度は
圧力鍋のフタを開けて、豆がやわらかくなるまで 煮たわ。

あ~ぶくたった煮えたった~煮えたかどうだか食べてみよう
ムシャムシャムシャ
もう煮えた。

いったん豆が柔らこうなったので、ざるにあげて

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小豆の茹で汁に 砂糖150gと塩ひとつまみ加えて溶かし
その砂糖水に 冷めた小豆を入れて そのまま一晩寝かす。

翌日、また小豆をざるにあけ、砂糖水を半量ぐらいになるまで
煮詰めていく。

レシピの中には、小豆をざるにあけずに そのまま煮詰めるっていう
パターンもあったよ。

でも、うちの場合はちょっと水が多くなったようなんで、このまま煮詰めたら
小豆が更に潰れそうなんでね、砂糖水だけを先に煮詰めることにしたわ。

煮詰めた砂糖水の中に、小豆を入れて、水分がなくなるまで
15分ぐらい煮たら出来上がり。

でも!まだまだ食べれませんの。
これから乾燥にかかります。

小豆たちをクッキングシートの上に広げて乾燥させる。

1日~2日乾燥させるんがええらしいんじゃけど、そがあに待てん!
早う食べたい。

半日経って触ってみると、結構乾燥しとる。
これが乾燥しすぎたら、逆にかさかさになってグラニュー糖がまぶせんらしい。
じゃあ、ちょっと早いけど、まぶしてみるか。
まずは半量だけ。

グラニュー糖をまぶすと、より甘納豆らしくなった~♪
ちょいと味見をした後、引き続き乾燥させることにした。

じゃ、じゃが!

数時間後、見てみると グラニュー糖をまぶしたほうは
何かべっちゃりしとる。
砂糖が溶けたんか。

こちら、まぶしたほう

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こちら、まぶさんかったほう
適度に乾いてきよる

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べちゃべちゃの甘納豆は、更に一晩乾燥させることにし、
渇き気味の甘納豆は、きな粉をまぶして いただくことにした。

お茶うけにぴったり

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息子と二人、味見の手が止まらない~
形は崩れとるが、市販のように甘すぎず、優しい味。

そして翌日、べちゃべちゃの甘納豆はどうなったかというと・・・・

乾きすぎになってた・・とほほ

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このまま食べるのには、水分が足らん。
じゃあ、これでお菓子を作ってみようか。

ということで、作ったのは抹茶甘納豆蒸しパン

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ほんのり抹茶生地に小豆がいいアクセント出しとるわ~。

甘納豆作り、お手軽に食べるには、まあ悪くはなかった。
でも、今度は 圧力鍋を使わんこうに、本格的に甘納豆を作ってみようと
思ふ。全形をとどめる 立派な甘納豆を食べたいから。








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アメリカ~ンなピザ屋 John's Pizza
ある日のこと、夕食を作るのがたいぎいけえ
何か手軽に外で食べるか、となった。

何食べようか・・・
こっちで外食って限られてくるんよね。
定番のメインの肉OR魚、じゃがいも、サラダなら
わざわざ外で食べるのもねえ・・・

じゃあ、近所のベトナム料理屋にしようかしら。
ここ、美味しいんじゃけど、味が濃いいんよね。
夜になると喉が渇いてならん。

で、結局 いつもピザかハンバーガーみたいなファーストフード系に
なる確率高し。

この日は、初めて行くピザ屋さんへ
アメリカンな食べ物がウリじゃという その名も John's pizza
HPはこちら→http://johnspizza.pl/

このレストランじゃが、共産主義時代から、ずーっとここにあったんと。
オーナーが変わったかどうか、とかその辺は不明じゃけど
昔は、ジョンのピザ屋とか そういう名前じゃなかったらしい
(ま、共産主義時代に、資本主義のアメリカーンな名前つけたら
そもそもいけんじゃろうね)

旦那曰く、名前は覚えとらんけど ただのBARって名前だったという
気がする、らしい。

このピザ屋の前を通ると、旦那はいつも やたらめったら昔を懐かしがる。

今と違って 食の細かった子どもの頃の旦那には、好物があってね。
それが ここのBARで売られとった 熱々のバケットで。

半分に切られとるバケットの中には、刻みマッシュルームと玉ねぎの
炒めたんがたっぷり詰まっとるのよ。

仕事帰りの母親と この近くで待ち合わせては、ここで
その熱々バケットを買ってもらい (食べたい、とかいうことを滅多に言わん
子どもだったため、大喜びで買ってくれよったらしい)
帰る道すがら、ハフハフ齧ったそうな。
彼にとっては 思い出の味。

というわけで、この店の前を通ると、決まって旦那は
ちょっと待って!と言うと
中に飛び込み、バケットを抱えて嬉しそうに出てくる。

いつも、ジョンのピザ屋はピザ屋なのに、うちのイメージは
マッシュルームバケットのイメージしかなかった。


でも、ウリはピザとハンバーガーらしい。
一度は食べてみにゃねえ。

店内の様子
この日は、割と天気が良かったため、皆外のテラス席におったので
店内はガラガラ

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ピザを頼もう!と言っとったのに
旦那はやっぱりマッシュルーム入りバケットを注文w

Bagietka z farszem 8PLN なり

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サクサクのバケットに スパイスの効いたマッシュルームがふんだんに
使われとる。
うまい!!の一言。

たまに旦那が家でも作るんじゃけど、こがぁに美味しく出来んのよ~

旦那がこんなに愛しとるこの食べ物、今の所 他のレストランで見たことが
無いんよ。あまり馴染みのない食べ物なのかな。

こっちで よく食べられとるファーストフードといえば
ザピカンカというバケットを縦半分に切ってマッシュルーム、玉ねぎの
炒めたものをのせて 溶けるチーズをふりかけてオーブンで焼いたもの。
仕上げにケチャップを多量にかけて食べるのがポーランド流
それかケバブかハンバーガーか。
そのぐらいしか思いつかん。


ピザは30cmのハワイピザ(パイナップル・ハム)を一枚オーダー

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これで17.90PLN 
日本円で500円ぐらいよ。ポーランドはピザがぶち安い

日本に初めて来た旦那が、宅配ピザの高さに目をむいとったけど
この国の価格からしたら、日本のピザは 確かに高いわなあ。

肝心の味の方はと言いますと、旦那と子どもは旨い!と喜び
うちは、ちょっとチーズ感たっぷりで うーん・・・って感じじゃった。
好みの問題かね。
うち、チーズ苦手じゃけえ。

個人的には生地の薄いパリっとしたタイプのピザが好き。
でも、とろ~っと溶けるチーズたっぷりのが好きな人にはお勧めよ。

今度はハンバーガーを食べてみにゃあね。


* おまけ *

ベリーが旬のポーランド
フレッシュなラズベリーとブルーベリーを使って フルーツタルトを
作ってみたわ。 今の時期にたっぷり食べ溜めしとかにゃ~

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今年のヤルマルク(聖ドミニコ市)でゲットしたもの♪
只今開催中の聖ドミニコ市、2週間前に露天を見に行ったんじゃ。
お目当ては、毎年楽しみにしとる手作りの木彫り製品
去年ゲットしたものはこちら→ヤルマルク(聖ドミニコ市)

今年は露天の位置が 去年とは変わっとったけど
ありました!!

ということで、本年度ゲットしたもの

木製まな板 香りがすばらしい

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息子用に 小さい麺棒(10PLN)

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*おまけ*

猫のまや 撮影by 息子


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モトワヴァ川をクルージング
週末のこと、モトワヴァ川にクルージングに行ったんじゃ。
ただいま、ヤルマルク(聖ドミニコ市)が開催されとるということもあり、
旧市街地は人でごった返し。

人ごみを潜り抜け、何とかボート乗り場に到着したものの
1時間待ちいうことで、その辺をブラブラして時間をつぶし、
ボートへ!

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料金は30分のクルージングで1人 15PLN
乗船時に現金で支払うシステムよ。

いざ、出発~!

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最初、お兄さんは黙々と操縦しよったが、同乗したカップルらが 
お喋りな人たちで、お兄さんに色々質問するもんじゃけえ
お兄さんは、意気揚々と話し出した。

この船はソーラーシステムじゃゆうこと、太陽が出ない時は
電気自動車のやうに充電すること などなど

ボートは橋下を潜りぬけ、お兄さんは言うた

「左手に見えるアパートは、この辺でもずばぬけて高いアパートだよ。
一㎡あたりの価格は16000PLNしますよ!」と。

皆はそれを聞いて、げげげ!た、高ーー!!と口をあんぐり。

お兄さんは続いて
「その価格が気に入らないなら、お勧めスポットがありますよ」
と言って橋下にシートをひいて寝転ぶ人を指差し
「あそこなら 無料ですよ」 と言うて
人々の笑いをかった。

(気になって家へ帰って調べてみたら、ほんまに1㎡あたり
16000PLN以上じゃった。
一例; 約47㎡ 2ルーム 780000PLN / 1㎡ 16578.11PLN)

高級アパート
ホテルとしても貸し出しもしとるらしい。
気になる方は Gdansk Szafarniaで検索してみて下さいころ。

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夏限定の観覧車

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ちょいと肌寒い日じゃったけど、近くでみる木造クレーンも迫力あり、
とっても快適なクルージングじゃった。

ボート乗り場は、観覧車の近くにあるよ。
気になる方は、是非!











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10ユーロのパンなのに・・・・
先日、オーストリアのお土産にと貰ったパンミックスを使って
パンを焼いたんじゃ。
賞味期限が8月1日になっとったけえ、あ~やばい!切れとる
早う使わにゃあというわけで。

もらったパンミックスはこちら→帰ってきたヤツら

この瓶まるごと一本に加えるのは水だけ。あとワインビネガーも少々
好みで入れてもええらしい。

うちにゃーそがぁにシャレたもんはないけえ、水のみで。

ホームベーカリーに全てぶち込んでスタートボタンを押したものの
生地が固すぎて 回りが悪い。
固すぎるというか、重いというか。
かなりライ麦粉がおおいどっしりとしたパンになりそう。

ちゃんと出来るんか、不安になってきた・・・
でも、旦那曰く、ドイツ・オーストリアパンはどっしりしたパンが多いから
そんなもんじゃないか、とのこと。

こねあがった生地は一次発酵させたが、いっこうに膨らみゃせん。
おかしいなあ、と思いつつ ここまで来たら焼くしかないじゃろ。

発酵かごで二次発酵させた後(二時発酵後もやっぱり膨らまず)
おそるおそる焼いてみると・・・・

じゃ、じゃーん!

バリバリ割れまくってるーー!

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裏なんて もっとすごい

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そして、むちゃくちゃ重い。
こんな重いパンは 今まで買った事も焼いたこともない。

興味本位で量ってみると

なんと! 1.3キロ

重すぎじゃろ・・・

味は期待出来んが、薄めに切ってサンドイッチでいただくことにした。

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いただきまーす!
モグ、ヌチャ、ニチャーニチャッ ヌチャ ヌチャ→咀嚼音

何だこのやたらめったら歯にひっつくパンは!

パンの上に歯をおろすと、
歯がブスブスとパンの中に沈み込み、ねっとりと歯にまとわりつく。
キャラメルどころのねっとりじゃない。
噛みすすめるごとに、唾液と混じりあい さらにニッチャリ感が増してきて
不快だったらありゃしない。

これは大失敗・・・

何がいけんかったんじゃろ~
味は悪くなかったんよね。

このニチャニチャ感がいけん。

うちが思うには、イーストが古かったけえ パンが膨らまないで
こういうザ・小麦粉の塊 みたいになったんかなあと。

10ユーロもしたのに、勿体無い。
この焼きあがったパン、50セントでも 誰も買やぁせんじゃろう。

シクシク・・・・ しく (4×9)36



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チョコレートブラウニー
義父に 殻つきのくるみ1キロ分を貰うたんで 
ブラウニーを焼くことにした。

ブラウニーはどっしりした食べ応えあるタイプのも美味しいけど
ふんわりタイプのも好き。

ということで、今回、ふんわりタイプを目指して作ってみることにしたわ。

材料

ミルクチョコレートとビターチョコレート 合わせて150g
バター 100g
卵 2個
薄力粉 100g 
砂糖 70g
ベーキングパウダー 2g
くるみ 80~100g (お好みで)

まず、ボウルに刻んだチョコとバターを入れて、湯煎にかけて溶かす。

次に別のボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーで もったりするまで
よく泡立てる(これがふんわりのコツ!)

次に粉類をふるいながら入れ、ヘラでさっくり混ぜ合わせ
溶かしバター&チョコ液を入れて混ぜ、くるみも加える。

これを型にいれて
平らにならし、180度のオーブンで20分ぐらい焼く

冷めたら粉砂糖をふって 出来上がり

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出来立ては、外はさっくり中はふんわり。
もうちょっとチョコ感を出したければ、薄力粉100のうち20gぐらい純ココアに
変えて作ってもいいかも。

食べどきは3日目。
しっとり感が出て、美味しかった~。



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人間味溢るる 夜行列車 (その2)
前回からの続き→人間味溢るる夜行列車 その1

コンパートメントの廊下部分から聞こえてくる
女の子の泣き声に、というより母親の罵倒する声のほうが
よっぽどうるさく、目を覚ましてしまったうちらコンパートメントの中の
ヒトたち(少年を除く)

どうしてそんなに怒るんか、理由を探るべく 耳をダンボにした。

ほしたら・・・
どうやら、この女の子 オネショをしてしまったらしいんよね。
それに加えて着替えの下着が無いらしく、どうしてくれんのと
母親は怒りまくり。

とにかく、濡れたままではいけん、脱ぎなさいと怒鳴り散らすが
女の子は脱ぎたくないと拒否
それで母親はヒートアップ
「ベタベタ触るんじゃないよッ!汚い!」だとか まあうるさいうるさい。

でも、おこってしまったものは仕方がない。
ましてや子ども。
どうすればいいんだろう・・・
カーテンを開けて 外の様子を覗く勇気は誰にもなく
皆この怒りの終息を待っておったよ。

そこへ!!
ガラリとドアを開ける音と、男性の声がした。
彼は 母親に向かって 「すみませんがね、小さい子どもに
そんな風に怒るのは間違っていますよ。
そうして怒っても 子どもは怯えるだけですよ」 と注意した。

男性に静かな声で諭された母親は、それに対して一言も返さんかった。
紳士は次に 「やあ!僕の名前は○○って言うんだ。君の名前は何?
何歳?」と 女の子に話しかけた。

ビービー泣いていた女の子は、その瞬間ピタリと泣き止み
「私は○○」と答えた。

紳士は
「怖がることはないんだよ。心配しないで 聞いてね。
濡れた下着を着たままだと、風邪を引いてしまうよ。そんなの
嫌でしょ?」と言った。

女の子が 「うん」 と答えると 
紳士は 僕には君より一歳下の娘が居るんだよ、彼女の下着を
代わりに使いなさい、今持ってくるからね」と言った。

これにて、騒動は治まった。

しかし、この紳士の勇気ある行動には感動したわ。
素晴らしい、としか言いようがない。

うちら皆可哀想だね、とかあんなに怒らなくてもいいのに、とか
ひそひそ声で話すだけで、何も出来んかった・・・・

感心したのは、彼の勇気ある行動だけじゃない。
女の子に名前を聞くときに、まず自分から名乗ったことが凄い、と思った。

考えてみれば、よその子に名前や年を聞くとき、自分のことは言わず
名前や年齢を聞いてしまう。
それが当たり前だと思っていたけれど
大人には同じことせんよね。

子どもをちゃんと一人前として扱っている、その対応にも感心。
彼が居なかったら、ホンマ どうなっとったことやら・・・・

再び平和が訪れて、うちはまた眠りの世界へ誘われて行った。
と言っても、完全には眠ることが出来んで うつらうつらという感じ。

そんな中、今度は同室のおばあさんが、お腹が空いたと言い出した。
(注 夜中の三時)

そんなおばあさんに、お母さんはサンドイッチの入った大袋を手渡した。
おばあさんは、その中から一つ取って食べ始めると思いきや、
アルミはくをガサガサさせながら 一つ一つ開けて見てはまた閉じ
また次のを開けに取り掛かる。

一体何がしたいのやら。

その様子を見て、イライラ声でお母さんが 「何がしたいの?食べるの?
食べないの?どっち?」と聞いた。

すると、おばあさんはサンドイッチに挟んである
ハムが気に入らない、とブツブツ言う。

「これはKrakowski Sucha( クラクフスタイルのドライソーセージ、ハムというより
こちらではソーセージの扱い)でない。
クラコフスキ スハじゃないとダメなんだ」と
激しいこだわりよう。

ここでクラコフスキ スハってどんなもの?と興味がおありのかた、
こういうものです
(画像 インターネットから引用しました)

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スライスして、火を通さずにサンドイッチに入れて食べるのが主流。

丸ごと一本要らんし・・・って方は、予めスライスされてパック詰めになって
売っとるのもあるし、ハム・ソーセージコーナーで その場でスライスして
もろうて 買うてみるのもよし。

うちは、このクラコフスキのソーセージは、そこまで好きで好きでたまらん!
ってわけじゃない。

どちらかというとハムの方が好きかな。
男の人にウケがいいんかも。

旦那はハムよりクラコフスキ派 サンドイッチに入れたり小腹が空いたとき
クラッカーと一緒につまんだりしとる。
おつまみ的な感じかな。

・・・・・と、話は飛んでしまったが、
クラコフスキ スハが どんなものか分かってもらった上で
話を読み進めていただきたい。

おばあさんは、お母さんに 「これもスハ(ドライタイプのもの)だって」と
言われて 止めろとたしなめられても
一つずつ開けて中身を確かめずにはいられんらしい。

そして 「いや、これは違う!全然違う」と反論
お母さんも負けてはいられない
「ドライタイプだったわよ。サンドイッチに入ってるパプリカとレタスの
水分で しんなりしてしまっただけなんだから」
と 応戦 

おばあさんは、それは無視し、
包みを開けながら、ずーっとクラコフスキ スハがどーたらかーたら
とブツブツブツブツ言うもんじゃけ、イライラを通して
可笑しくてたまらんくなってしまい、目はすっかり覚めてしもうた。

やがて、お母さんは
遂に怒りマックスになったらしく
「もういい!文句を言うなら食べないで」と言い、おばあさんから袋を
取り返すと 目を閉じた。

しかし!

おばあさんは まーだクラコフスキ スハについて熱く語っとる。
近くのリドル(スーパーの名)に 美味いクラコフスキ スハが
売っとるだとか、さっき見たやつは脂のノリから ニセモンだと
分かったとか、ブツブツブツブツ

お母さん、一切無視

すると、おばあさんは もう全てのことに腹が立つといった感じで
「電車遅すぎない?車の方が良かった」だの 何だの
文句を言い出した。

やっぱりお母さん、一切無視

このやり取りをみて、ああ、この二人は親子なんじゃな~って思ったよ。

やがて、おばあさんは 「もういい!私のスーツケースの中に
食べ物があったから」と言うと
婿どのを起こして(何て強引!) 棚の上部にあるスーツケースを取らせると
ガサガサと探り始めた。

じゃが!目ざといものは見つけられんかったらしい。

おばあさんは、諦めて 眠りにつこうとしたのか
静かになった。

このやり取りの中で、 クラコフスキ スハって言葉 あたしゃ
30回は聞いたわ!!
一年分 聞き尽くした。

コンパートメント内が 静かになったけえ、またウトウトとしだしたうち。

次に目が覚めたのは、ワッシワッシと何か分厚いやうなものを
噛みしめる音で・・・・
横を見ると、おばあちゃん

サンドイッチにかぶりついてた

うたた寝をしてしもうた僅かな時間の間に
何があったかは 知りえることが出来んが

一つ分かったこと

それは・・・・

この勝負、おかあさんの勝ち~!パンパカパーン

列車は そののち グダンスク中央駅に着いた。
グダンスクで降りるお客さんが結構おって、車内がざわざわと騒がしくなり
皆起きてしもうた。

おばあさん、お母さん、お父さんは
「ここはどこかしらね!」「あ、グダンスクって書いてある。グダンスクにもう
着いたんだ」「海はもうすぐね」と
口々に話し出し またまた出発と時と同じく上機嫌モードになっとった。
先ほどのソーセージ事件なんて忘れたかのごとく。

午前6時55分、定刻通り 電車はうちの最寄り駅に到着した。

何事もなく、到着出来て、良かった~!と
ウキウキ気分で 出口のドアを開けようとすると
(出入り口のドアは、まさかの手動)

これが、固うて 押しても引いてもビクともせん。

大変じゃ!ここで降りられんかったらソポットまで行ってしまう~
と 付近におった男性に助けを求めて 
よーやく ホームに降り立つことが出来た。

あと1分遅かったら ヤバかった・・・
冷や汗を拭きながら、 帰路の道へ向かった。

ということで、ダラダラ書いてしまい 非常にまとまりのない
文になってしまったがね。

夜行列車、面白かった。
なかなか よその家族の会話をこんな長時間聞くこともないものね。

あの家族が無事にヘルに着き、望みどおり
クラコフスキ スハのサンドイッチを ビーチでかじることが出来ていたならば
何もいう事はない。


(完)


* おまけ *

クラクフで買ったフルーツボウルに苺を入れてみた♪
写真じゃ 小さげに見えるけど 実際は
ラーメンの小ボウルぐらいの大きさよ。

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人間味溢るる 夜行列車 (その1)
悪名高きTLKという列車に乗って
カトヴィツェからグダンスクに帰ることになったうち。

移動距離は642km かかる時間は約8時間半

ポーランド人にTLKを使って○○へ行く、という話をしたら
顔を歪めて「ええ~TLK?わあ・・・」という反応が帰って来ることがしばしある。
どうやら、遅れる、遅い、古い、汚いというイメージがあるようなんよね。

うちも夜行列車って聞くと 何となく危険なかほりがする。

実際、うちの旦那は学生の頃、TLKの夜行列車に乗ったときに
財布をすられたらしいけえね。


シングルベッド使用の部屋もあります、ゆうて出てきたんじゃけど
(これならきっと鍵がかけられるはず)

これがまた高くって!
調べたときは300PLN以上だったかな。
こんなにするなら、飛行機で帰ったほうがマシじゃわ。

怖いけえ、一等車で帰ろうと最初は思っとった。
でも逆に一等車だと 金持ってるガイジンと思われて狙われるかも?
それなら二等の方がええかしらん。
それに 二等の方が随分安いし (お値段たったの63.2PLN)

ということで、腹をくくって二等列車の切符を買うた。

夜行列車に乗るにあたって気をつけたことが二つある。
それは、貴重品を二つに分けること。

念のため持って行っとったパスポートと一部の現金は
腹巻の中に入れ、
その他はカバンに入れた。

次に、なるべくカネ持って無さそうな格好をすること。
夜行列車用にと、わざわざ麻のボロズボンを持参し
カトヴィツェ駅近くの ショッピングモールのトイレで
履き替えた。

これにすね毛を生やしていけばもっと完璧だったのかもしれない。
怪しい人が近づいたら、ボーボーすね毛で撃退だ♪
・・・・でも、すっかり忘れて剃ってしもうたわ。
致し方なし。

これで準備完了。

夜行列車は午後10時、カトヴィツェ駅構内に到着した。
到着した列車を見てちょっとびっくり。

というのも、豆電球くらいの明かりしか点いとらんのよ。
よう見えんわ~!

夜行列車じゃけ、既に夜モードなのか・・・

何とか自らの席を探し当てて座ったわ。

うちの席は6人掛けのコンパートメントタイプで
真ん中の席じゃった。

うちの隣は誰もおらず、後の4人は家族でね、父母、祖母
(おそらくお母さんの母と思われる)、そして10歳ぐらいの男の子じゃった。

この4人はヘルへ海水浴に行くらしく、家族揃ってハイテンション。
男の子なんぞ「よう~し!ボクは今夜は一睡もしないんだからあ!」と
言ってはおどけてみせている。

おばあさんは上機嫌で、電車が走り出したと同時に
「早速おじいさんに電話しなくっちゃ!」と言うなり、電話をかけだした。
「もしもし、○○?あたしィ~!今電車が走り出したところよお。
何、電車?すごい快適よ~? 以下略・・・・」


え、どうしてここまで詳しく見とるんかって?
それがねえ、訳があるのよ。
本当は車内の中で、友達に借りた本を読むつもりだったのに
ずーーーっと豆電球並みの明るさじゃけえ、読めやせん。

じゃけえと言って、すぐに寝らりゃせんし、暇で暇で・・・
あや取りでも持っていきゃ良かったか。
しゃーない、することないけえ、ぼけーっと前の家族を観察しよったんじゃ。

やがて、男の子は自分のリュックサックを開けて皆にお菓子を
配り始めた。

そうそう、旅行の楽しみと言えば車内で食べるお菓子よね~。
彼は、色々ある、どうしよう!とウフウフ悩みながら
はい、じゃあこのクッキーはお父さん、と言って皆にクッキーの
小袋を配り出した。

うちはその様子をぼけーっと見よったんじゃが、はっとその時
男の子と目があった。
少年は、ちょっとばかり戸惑った様子で 
「ええと、クッキーは4つしか持って来てないからね」と
誰に言うでもなく つぶやいた。

も、もしかして よっぽど物欲しそうな顔しとったんかね(大恥)

まずい、じろじろ見んようにしよう
そうだ、ちょっと寝るとするかと 目をつぶった。

1時間後 

夜23時過ぎ 家族は四人とも、まーだまだハイテンション
旅行が楽しみで仕方ないみたい。
楽しそうでええなあ~ 
電車好きの息子も、あと数年したら こんな感じになるんかなと
微笑ましく 見守っとった。

2時間後 

日付は変わり、0時半 彼らはまだペチャクチャとお喋り・・・
ううう、まさかホントに夜通し起きるつもりかい、少年よ!
寝ておくれ~ ああ、それか耳栓持ってくれば良かった・・・・

3時間後
 
睡眠薬入りの飴でも持って来りゃよかった。
全然寝られやせん!

しかし、その後遂に男の子が寝てしまい、ようやく静かになったわ。
うちもやがて 眠りの世界へ・・・・・。

次に目が覚めたのは 2時ごろ。
大声で怒鳴る母親と女の子の泣き声で、周りも皆
起きてしまったよう。

だってねえ、この母親が まあものすごいヒステリックで怒鳴る怒鳴る
幼き子供にKワード(英語でいうFワード)を使うんじゃもん。
皆びっくりして起きた感じ。
今の今まで、子どもにKワードを使っとる人なんて聞いたことがありゃせん。

同コンパートメントの大人たちは、「一体何事?」とひそひそ囁きあい
うちも含め、皆で耳をダンボにした


(続く)








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